着色する際の塗り方の種類
今回は着色する時の塗り方の種類をいくつか紹介していきます。
色はイラストの印象を大きく左右するので最終的にどんなイラストに仕上げたいのかをよく考えた上で塗り方を決めていきましょう。
どういう風に塗ったらどういう印象になるかという参考になれば幸いです。
塗り方にはきっちり決まった型はありませんし好きに塗ればいいんですが、一般的に大まかな定義のもと色々な呼び名のついた塗り方があります。
今回は一般的に呼び名がついている塗り方をいくつか紹介します。
まず今回ベースにするイラストの線画を用意します。 (以前当ブログで載せたイラストの使い回しですごめんなさい;)
シャーペン(2B 0.3)で清書したものをスキャナーでパソコンへ。
パソコン上でペン入れをしています。
今回強く陰になりそうな所は黒で塗っちゃってますが、別に気分で塗っただけなのでこんな風にする必要はありません。
でも、この黒塗りももっと派手に上手くやれば白黒でもアメコミみたいなカッコいいイラストになります。そんな力はないので自分にはできませんが…
モノクロも塗り方の一つです。
ベースの線画ができたところで一般的に呼ばれる名前の存在する塗り方を少しだけ紹介していきます。
「アニメ塗り」(図1)
アニメでよく見る塗り方です。
簡略化された色使いがセルアニメで多く見られたことが由来とか。
一般的に、色やグラデーションを二階調・三階調程度に抑えて塗り、くっきりとした印象になります。
手抜きと思われがちな塗り方ですが、使用する色選びや塗る範囲の程度調節が難しいです。
図1
「重ね塗り」(厚塗り)(図2)
色を重ねて塗ることで様々な色を表現する塗り方です。
色に深みが出るため立体感のある印象を与えます。
本来、油彩やガッシュなど不透明な画材を用いてがっつり重ねて塗る塗り方を「厚塗り」と言うようですが、今は水彩でうっすら重ねても油彩でがっつり重ねても「重ね塗り」または「厚塗り」と言ったりする様です。
図2
「デザイン塗り」(勝手に命名)(図3)
シンプルな塗りでも伝えたいイメージに合うオブジェクトや配置、空間を画面に上手く施せばデザイン性を持った立派なイラストになる。気がする。という塗り方。
図のイラストはシンプルだけど、ただの円とBEFOOLのロゴとキャラクターで色を統一して配置を工夫するだけでなんとなく立派(?)な一枚のイラストになっている。気がする。
図3
他にもギャルゲ塗りとか粘土塗りとか一般的に名前のある塗り方はたくさんあるので、色々試してみるといいかもしれません。 今回紹介した塗り方は自分がよくするってだけでホント一例です。サンプル少なくてすみません;
とりあえず今回はこんなもんで、また次回。あれば。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
zomio