OS X Yosemiteにアップグレードしてみた

森裕介(プログラマー)
無念

埼玉PTに貢献したり一狩りしたりと忙しいので3ヶ月ほど失踪したい森です。

先日 OS X Yosemite が公開されましたね。 自分は地雷を踏み抜いていくスタイルなので弊社内最速でアップグレードしてみました。

my Mac Book Air

その際に困ったこと、対処したことをまとめておきます。

なおアップグレードを行う前の自分の環境は以下のとおりです。

  • MacBook Air (11-inch, Mid 2011)
    • Processor: 1.8 GHz Intel Core i7
    • Memory: 4GB
    • OS: OS X Mavericks

アップグレードするまえに

Faster Mac OS X 10.10 Yosemite Upgrades for Developers アップグレードする前に /usr/local を退避しておくと時間がかからないよ、 というポストをはてブで見かけたのでこれにならって退避させました。

$ sudo /usr/local ~/local

自分の環境ではアップグレード作業は30分くらいで終わりました。 アップグレードが終わったら退避した /usr/local を元の場所にもどしておきます。

# 戻す前に既にディレクトリが生成されていないか確認
$ ls /usr/local
# 大丈夫そうだったので先ほどの退避を元に戻す
$ sudo mv ~/local /usr/local

ただし、 Yosemiteをインストールする前に/usr/localをどこかへ退避しておきましょう(ただしインストーラ任せの方が安全) by @riocampos on @Qiita にもある通り実際のところは時間がかかっても インストーラに任せたほうが安全だと思います。

自分の場合はLogin shellに /usr/local/bin/zsh を指定しているのでmvした後に ターミナルが起動しなくなりました。 あたりまえですね。

iTerm2で /bin/bash を起動させるようなProfileを用意してそちらを起動させることで事無きを得ました。

iTerm2 profiles

アップグレードした後に

アップグレード後にいくつかのアプリが起動確認しました。

VirtualBox, Vagrant, Mysql Workbench, iTerm2, … などなど自分が使っているアプリの大半は問題なく動作している(ように見える)のですが、 一部アプリについて対処が必要だったのでググりつつ対処をしました。 ただしいくつかは未解決のままです。割と困っています。

PhpStorm

起動時にJava SE 6 ランタイムが必要だと表示され、使用することが出来ません。

YosemiteでJetBrains IDEを動かす #jbugj

こちらにあるとおりに Java for OS X 2014-001 をインストールすることで起動するようになりました。

Homebrew

brew doctor などのコマンド実行時にエラーが発生します。

ターミナルにて下記のコマンドを発行して Xcode Command Line Tools をインストールします。

# インストール
$ xcodebuild --install
...
$ brew doctor
Please note that these warnings are just used to help the Homebrew maintainers
with debugging if you file an issue. If everything you use Homebrew for is
working fine: please don\'t worry and just ignore them. Thanks!
Warning: Your Xcode (6.0.1) is outdated
Please update to Xcode 6.1.
Xcode can be updated from the App Store.

これで brew doctor が実行できるようになりました。が、warningが発生しています。

Xcode6.1をApp Storeからダウンロードしろというものの、 10/18 19:00現在App Storeからダウンロードできるのはまだ 6.0.1 です。

はてさて…まあ使えてるからいいかな…?

2014/11/12 追記: 現在はApp StoreからXcode 6.1がダウンロードできるようになっています。

Atom

Atomをtmux セッション上から起動 させようとするとエラーが発生します。

Atomにかぎらず tmuxセッション上から open コマンドでアプリケーションを指定している際にエラーが発生しているようです。

# tmuxを使用していない場合は起動できる
$ atom some.txt
...
# tmux使用中の場合
$ atom some.txt
LSOpenURLsWithRole() failed for the application /opt/homebrew-cask/Caskroom/atom/latest/Atom.app with error -10810.

この現象の issueが過去に登録されている のですが解決していないようです。

とりあえず今のところはターミナルから直接Atomを起動するのを諦め、 いったん Finderをopenさせて ファイルを選択、Atomを起動、という感じで作業しています。 (このブログ書くときなど)

# openコマンドでディレクトリを指定するとFinderが起動する
$ open .

とうぶんこれでごまかそうかな…

2014/11/12 追記: 対処法を 別ポスト に記載しました。

最後に

自分がアップグレード時に躓いたところはだいたいこんなところです。 皆さんの参考になれば幸いです。