zshの設定をoh-my-zshでいい感じにする
zshをつかってみよう
先ほど Bash itについての説明 を書いたものの、 自分はシェルに zsh を使ってます。
補完が気持ちいいのとhistoryの参照時、編集がいい感じなのが嬉しいです。 (ひょっとするとbashでも同様の設定ができるとは思いますが…) 一度zshに触ってみて試してみてほしいです。
細かくは自分が書くよりも先人たちが詳しく熱く説明してくれていますのでそちらを参照してもらったほうがいいでしょう。 漢のzsh 、 zsh-lovers 和訳 がまずオススメです。
インストール
早速zshをインストールしてみましょう。
Macの場合は brew
で、 Ubuntuの場合は apt-get
でインストールできます。
インストールが終わったら早速起動してみましょう。
なにやら環境設定用のファイルが存在しないためメッセージが表示されます。
2
を回答することでよしなに.zshrcを設定してくれます。
.zshrcを覗いてみましょう。
…なにやらよくわからない設定が記述されているようです。 この辺を自分好みに弄っていけばいいんですが、 初めてみるとどの記述がどういう設定を意味するのかちょっとむずかしそうです。
そこで oh-my-zsh をインストールしていい感じに設定してもらいましょう。
oh-my-zshをインストールする
oh-my-zsh は zshの設定を追加、拡張しやすくするためのフレームワークです。 前回紹介したBash itもoh-my-zshの影響を受けて作成されています。
READMEをみながらインストールしてみましょう。
インストールをするとデフォルトシェルをzshに変更するか聞いてきますがとりあえず y
を回答しておきましょう。
インストール完了、ログインシェルがzshに変わりました。
env
や alias
, setopt
を確認するとよしなに設定されていることがわかります。
oh-my-zshの設定を変更する
インストール時に生成された .zshrc を編集することで oh-my-zshの設定を変更することが出来ます。
.zshrcにはコメントが記述されているのでそれを読みながら編集すればOKです。
例えばhistory時に日付時刻を表示させる変数 HIST_STAMPS
が用意されています。
ここを編集してコメントアウトを解除、.zshrcを再読み込みしましょう。
これで history
コマンドの表示が変更されます。
pluginを追加する
各アプリケーションの拡張に plugin を設定できます。 plugin一覧 を見ながら設定したいpluginの名前を追加します。
themeを変更する
Bash it同様、標準のテーマはなんだかシンプルすぎるというか…情報が足りない感じがします。 そこでthemeを変更して自分好みの設定を探しましょう。
theme一覧 スクリーンショット付きの解説 も参考にしつつ自分好みのthemeを探しましょう。
とりあえず steeef にしてみましょう。。
こうなりました。ユーザー名、ホスト名、カレントディレクトリの表示が表示されるようになりました。 Gitのブランチの状態も ● で表示されています。
おわり
zshを使ったことがない人はぜひ導入してzsh+oh-my-zshの使いごごちをためしてみてください。
すでにbashで慣れ親しんでいる人にとって デフォルトシェルを変更することはなかなかストレスが溜まることだと思います。 しかしoh-my-zshはいい感じに環境を設定してくれます、やはり一度ためしてみてください。