Boxen を使い続けて半年近く経ちましたが、当初の目的であるアプリケーションの設定完全自動化には至らず、一部のアプリケーションはインストール自動化のみにとどまっています。自分の未熟さゆえmanifest書くのむずかしい…精進します。
自由に使えるMacもう1,2台ほしいな買ってくれないかな!
ある日、アプリケーションのインストール自動化であればBoxenに限らず Homebrew-cask を使うのもいいよねと思い、homebrew-caskを試してみることにしました。
まあこの作業で環境がぶち壊れたとしてもちゃんとBoxenのmanifestが書いてあるなら取り返しつくし、いける!(死亡フラグ)
Homebrew-caskとは
Homebrew-cask は
HomebrewのコマンドでGoogleクロームやAdiumをインストール、アンインストールなど管理するものです。
cask は大樽のことですね。
自家製生酒造の大樽 というなかなかいいネーミングじゃないでしょうか。
さっそく使ってみましょう。
Boxenのアンインストール
すでにいろいろなアプリケーションをBoxenでインストールしてしまっているため、
いろいろクリアにするためBoxenをアンインストールします。
削除するためのスクリプト名が nuke というのがなんともロックです。
これでBoxenがアンインストールされました。併せてBoxenでインストールしたアプリケーションもアンインストールしておきましょう。
Homebrew-caskのインストール
さきほどBoxenをアンインストールしたのでHomebrewも削除されました。
Homebrew公式サイト を見ながら改めてインストールします。
インストールが終わったらPATHなどの設定をして、brewコマンドが動作するようにしておきます。
Homebrew-caskのインストールは phinze/homebrew-cask をtapして brew-cask をインストールするだけです。
これで brew cask
コマンドが使えるようになりました。
Homebrew-caskでアプリケーションをインストール
Homebrew-caskでインストールされるアプリケーション実体は /opt/homebrew-cask
に、
シンボリックリンクが ~/Application
以下に生成されます。
すでに /Application 以下に通常の手段でインストールしている場合は
同一のアプリケーションが複数存在することになりますので、
いったんそれらをアンインストールしたほうがいいかと思います。
brew cask install
アプリケーションは brew cask install [package]
でインストールできます。
インストールできるアプリケーション一覧ですが、
Casks をみるとたくさんのアプリケーションが
インストールできることがわかりますね。
ここにないアプリケーションも自分で定義を追加して管理させることができます。
とりあえずGoogle Chrome, XtraFinder, xquartzをインストールしてみます。
インストールできました。あららくちん。
xquartzは brew doctor
をすると最新版が入ってないぞと怒られることがよくあったのでこれは便利です。
アプリケーションの削除には uninstall
コマンドを使用します。
brew cask create
先述のCasksに存在しないアプリケーションをインストールしたい場合は自分でcaskを追加します。
追加したcaskは適当なレポジトリにpushしておき、それをtapすることでcaskコマンドで有効になります。
今回は FireAlpaca をインストールするcaskを作ってみます。
brew cask create
コマンドでcaskのひな形をつくることができます。
他のcaskを参考にしながら上記ファイルをよしなに編集、自分のレポジトリに追加します。
jiska/homebrew-cask にコミットしてありますので参考にどうぞ。
さてインストールしてみましょう。
インストールできました!
おわり
アプリケーションのインストールはできました。
もちろんこのあと手動で設定を行う必要があります。
この手動で設定を行う手間が大変なのでBoxenを使って自動化を試みてるわけですが、
とりあえずアプリケーションをインストールしたいという場合に
Homebrew-caskは有用だと思います。