自分用のOS X設定 その3

森裕介(プログラマー)
無念

森です。第1回にて2つの記事に分けて記述しますといいましたが…まとめきれず3つ目の記事になってしまいました。

今回は Homebrew を用いて git . subversion , rbenv などなど自分の開発環境セットアップ方法をまとめます。

このまとめを書いている自分のMacは MacBook Air 11-inch Mid 2011OS X 10.8.4 です。 そのため他の機種、OSのバージョンではこのとおりの設定はできないかもしれませんのでご了承ください。

my OS X

Homebrew

Homebrew とはMacのパッケージ管理ツールです。 最近は情報を探すときに Homebrew をやたら進められるので自分も乗っかっています。

他にも有名なパッケージ管理ツールには MacPorts がありますが自分はMac歴が浅くて使ったことがないのです…。

Homebrewのインストールは簡単です。ターミナルに下記コマンドを流すだけです。

$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.github.com/mxcl/homebrew/go)"

インストールは簡単にできましたが、使用するにはもう一手間必要で、 Command Line Tools for XcodeXcode をインストールする必要があります。 自分はXcodeを使っていないのでCommand Line Tools for Xcodeを使用しています。

Apple DeveloperXcode で検索してインストール用のdmgをダウンロードしてください。

Download Command Line Tools for Xcode

ダウンロードするにはApple IDが必要ですので別途登録しておきましょう。

インストールの詳細は wiki を参照してください。

インストールが完了したら以降は下記コマンドでHomebrewのパッケージをインストールできます。

$ brew install [package]

次はHomebrewを利用してインストールするツール群の説明です。

bash-completion

とりあえずターミナルの補完を有効にしたいので bash-completion をインストールします。

$ brew install bash-completion

インストール後は $HOME/.profile に下記設定を追加して補完設定を読み込むようにします。

if [ -f $(brew --prefix)/etc/bash_completion ]; then
. $(brew --prefix)/etc/bash_completion
fi

source $HOME/.profile するかターミナルを再起動して設定を反映しておきましょう。

Git

インストール必須ですね。

$ brew install git

gitで日本語ファイル名が数字で表示されてしまうので(そもそも日本語ファイル名を使うなというツッコミはありますが)gitconfigに下記設定を追加します。

$ git config --global core.quotepath false

あとはお好みでgitconfigを弄ればいいでしょう。 自分のgitconfigはこんなかんじです。 jiskaのgitconfig

さらにGitのブランチ名をターミナルに表示したいので $HOME/.profile に下記設定を追加してます。

PS1='\u:\w\$ $(__git_ps1 "[%s] ")'

Subversion

別の記事でも触れているのですが 自分は unicode-path オプションを利用したいので Subversion 1.7 を使用しています。

Homebrewの標準レポジトリではコマンド1発でSubersion 1.7系をインストールすることができません。 そこで homebrew/versions をtapして subversion17 をインストールします。 unicode-pathオプションも忘れずに。

$ brew tap homebrew/versions
$ brew install subversion17 --unicode-path

rbenv

Rubyもちょっとしたワンライナー書いたり便利ツール作ったりするときに使ってます。

$ brew install rbenv ruby-build

例によって下記設定を $HOME/.profile に追加します。

if which rbenv > /dev/null; then eval "$(rbenv init -)"; fi

PHP

今現在PHPを用いた開発のお仕事をしていますがMac上でPHPアプリケーションを動かすことがほとんどありません… 開発する場合はVMに環境構築してます。

それでもローカルでちょっと確認したいなって場合があるのでPHPをインストールしてます。

HomebrewでPHPをインストールするために josegonzalez/homebrew-php をtapしています。

インストールオプションはお好みで。あとWebサーバーは Nginx 使ってますのでNginxもインストールしときます

$ brew tap homebrew/dupes
$ brew tap josegonzalez/homebrew-php
$ brew install php54 --without-apache --with-fpm
$ brew install nginx

最後に

自分の開発環境のセットアップ手順のまとめみたいなものをツラツラと書き続けてきましたがようやくひとまとまりしました。 正直、上記の手順がめんどくさいので自動でセットアップをしたいなあと思うこのごろ。

Boxen を使って今までの手順をレシピにして開発環境のセットアップ自動化してみようとおもいます。