さようならbrew-bundle, こんにちはBrewdler
2015年初めてのブログを2014年度末最後に投稿。どうしてこんなことになってしまったんだ。
この記事は以前(2014年4月3日) BrewfileでHomebrewのパッケージを管理する という内容の補足です。
“brew-bundle is dead.”
前回の記事を書いてからしばらくして、 brew-bundle
は非推奨となりました。
なんとも間が悪いです。
このような警告メッセージが使用時に表示されるようになったのです。
その後しばらくはメッセージが表示されるものの使用することはできましたが、
現在は brew-bundle
コマンドは削除されてしまい、通常の手順では使うことはできなくなりました。
“brew-bundle was buried to the boneyard.”
brew-bundleコマンドですが削除されてしまったわけではなく、 boneyard に移されています。 boneyardをtapすることでbrew-bundleコマンドを引き続き使うことができます。
ただしboneyard(墓場)という名の通り、 使われなくなったFormulaeなども埋葬されていくので 気がついたら古いものを参照している、ということが起こりえます。
死者は掘り起こさずに埋葬しておくべきということでしょうか。
Brewdler
僕もしばらくの間boneyardをtapしてbrew-bundleを使っていましたが、 先日 Brewdler に移行しました。
Bundler for non-Ruby dependencies from Homebrew
上記はhelp messageからの引用ですが、Brewdlerとは Brew + Bundler の造語なんでしょう、たぶん…。
brew-bundleとのちがい
パッケージ名をコーテーションでくくったり、コマンド名が変わったりと、Brewfileの記述が異なります。 僕のBrewfileを例にすると以下のようになります。
僕の brew-bundle版Brewfile 、 Brewdler版Brewfile もあわせてご確認ください。
また、 brew-bundleで記述できた update, upgrade, cleanupなどは記述できず 、 パッケージのインストールのみを行うためだけのものになっています。
使い方
homebrew/brewdler
をtapして brew-brewdle
コマンドを実行します。
このように実行結果が表示されます。
インストールずみのpackageからBrewfileを作成する dump
コマンドがあるので
手動で追加したパッケージをあとでBrewfileに追加する場合に便利です。
brew-bundle用のBrewfileからBrewdler用に書き換える際に有用です。
さいごに
Brewdlerは活発に開発が続けられています。 埋葬されないように自分もPR投げるなど貢献していければなあと思っています。