BowerPHPを使ってみた

ChainZ(クリエイター)
いろいろやってます。

BowerPHP?

BowerPHP(http://bowerphp.org/)はBowerのPHPバージョンです。Bower(http://bower.io/)はnode.jsのフロントエンドパッケージマネージャーです。簡単にいうと、フロントエンドによく使うライブラリー(jQueryとか)の更新やバージョン管理をしてくれるツールです。

bowerphp install

BowerPHPを使ってみよう

インストール

composerを使えば非常に簡単です。

composer require beelab/bowerphp:1.0.*@dev

インストール終わったら

./vendor/bin/bowerphp

を叩くとBowerPHPが動いてるかどうかを確認できます。(composerでインストールしたライブラリーはvendorというディレクトリーに保存されています)

もしサーバー全体BowerPHPを使いたかったら、composer global require beelab/bowerphp:1.0.*@devでインストールしてください。(composerの次にglobalという引数を追加します)

使い方

BowerPHPはフロントエンド向けなので、まずpublicのディレクトリーに移動しよう。(お使いのフレームワークなどによって変わりますが、ここは例として./publicとします)。

// .
cd public

./publicに移動したら、BowerPHPでbower.jsonを作ります。

// ./public
../vendor/bin/bowerphp init

たたくと、プロジェクト名と作者を聞いてくるので、この記事ではtestchainzとします。

bowerphp init

bower.jsonファイルを開いてみましょう:

{
"name": "test",
"authors": [
"Beelab <info@bee-lab.net>",
"chainz"
],
"private": true,
"dependencies": {
}
}

どっかで見たことある気がするよね、composer.jsonと似てます。では、bootstrapをインストールしてみよう。dependencises:"bootstrap" : "*"を追加します。今bower.jsonの中身はこうなります:

{
"name": "test",
"authors": [
"Beelab <info@bee-lab.net>",
"chainz"
],
"private": true,
"dependencies": {
"bootstrap" : "*"
}
}

ファイルを保存して、

// ./public
../vendor/bin/bowerphp install

すると:

bowerphp install

おめでとう、bootstrapの最新バージョンがインストールされました。BowerPHPでインストールしたライブラリーは、すべて./bower_componentsディレクトリーに保存されています。

もしライブラリーが更新されたら、

// ./public
../vendor/bin/bowerphp update

するだけで、BowerPHPがすべてのライブラリー更新してくれます。非常に便利です。

まとめ

BowerPHPを使えば、フロントエンドに使うライブラリーを管理しやすくなる。いちいち公式サイトやリポジトリからダウンロードして、手作業でライブラリーソースを更新するより、bowerphp updateで一発更新したほうがスマートでしょ^ ^