すっかり暑くなってきて汗かきな自分につらい季節になってきました。森です。
環境設定するのは大変だ
最近、サーバー構築だの調査だののなんだかんだの都合で同僚のマシンさわって設定やら環境変数やら覗くことが多いのですが、
そのとき.profileやら.bashrcなどシェル(bash)の設定がほぼいじられてないままで使ってたりしてつらいなと思うわけです。
もうちょっと色々設定を弄って楽にしたほうがいいぞよと話をしつつ、
どうせ弄ってないんだし俺の好きに設定していいよねと勝手にalias追加したり環境変数設定したりさせてもらってますが、
そもそも自分のマシンなのだから自分の好みにいじったほうが幸せなはずです。
とはいうものの0から.profileなど弄ったりするのも なにをどう設定すればいいのかわからん というのも事実。
なのでbashの設定をいい感じにしてくれるフレームワーク(でいいのかな…)の Bash it を使ってみましょう。
Bash itとは
Bash it は
別の記事で説明しますがzshにおける oh-my-zsh のように
bashの設定をいい感じに提供してくれるフレームワークです。
特定のツールむけの機能を拡張する plugin 、画面表示設定を変更できる theme などを
自分好みの設定を追加で設定することができます。
さっそく試してみましょう。
今回試すために用意した環境は Ubuntu 14.04 server 、ユーザー名は bash-it です。
インストール
インストール方法はGitHubのREADMEに書いてあるとおり、
- bash-itをcloneする
- インストールシェルを起動する
だけです。
インストールシェルを起動すると .bash_profile をリネームして保持してくれます。
その後色々設定したい内容を聞いてくるのでよしなに回答をするだけです。
Jekyllはとりあえず n
で…。
次にaliasを設定するか聞いてきます。
all
を回答するとすべてのaliasが定義されるわけですが、
設定したぶんbashの起動が遅くなってしまうので
自分が使っているツールのaliasだけ設定できる some
を回答し、
設定したいaliasにそれぞれ y
を回答するほうがいいでしょう、
alias一覧 を参照して
どのようなaliasが設定されるのか確認しておくとより幸せになれそうです。
次にpluginの設定です。これもalias同様自分が使っている、使いたいツールにあわせたpluginを設定しましょう。
plugin一覧 をみておきましょう。
最後にcompletion(補完)の設定です。これはかなり重要です。
補完があるないの違いで 作業速度と快適度が激しく変わる からです。
completion一覧 をみておきましょう。
さて、インストールシェルが終了したら設定を再読み込み(またはログアウト、ログイン)しましょう。
これで見た目ががらっとかわります。
これがこうなりました。
テーマを変更する
さすがにデフォルトのテーマを見たら なんだこれ と今までの表示と違いすぎて面くらうでしょう。
なのでテーマを変更します。
.bash_profile
の BASH_IT_THEME を指定している部分を編集します。
今回は pure を指定してみました。
また設定を再読込すると表示が変わります。
theme一覧 に利用できるテーマが登録されています。
自分好みのテーマを探しましょう。
おわり
Bash itを使うことでシェルをいい感じに初期設定をしてくれました。
これを元にして自分好みの設定をカスタマイズしていき、快適な環境を作っていきましょう。